さくら猫ってなに?

突然ですが、この二匹の猫達の違い、分かりますか?

右側の猫ちゃん、耳がなんだかカットされてますよね。

このV字にカットされた猫ちゃんの耳が、さくらの花びらのようなので、耳をカットされた猫達のことを「さくら猫」と私たちは呼んでいます。

さくら猫が耳をカットする理由

そもそも、何のために耳カットをするのか?
もちろんこれは、虐待のためではありません。
耳カットは、避妊・去勢手術をされた猫ちゃんであることの証なのです。

また、野良猫ちゃんたちを、捕獲し、避妊去勢し、再び元の場所へ戻す活動のことを「TNR活動」と呼びます。

「TNR活動」とは?

「TNR」が行われた猫ちゃんは、その区別が付くように耳をカットします。このようにして、「さくら猫」が誕生するわけです。

1匹の野良猫は、1年後に何匹に増えている?

1匹の去勢・避妊手術を行っていない猫ちゃん(♀)は、1年後、何匹に増えている可能性があるでしょうか?

メス猫は、1年に2〜3回出産します。 メス猫は、1回の出産で約5匹子猫を産みます。 メス猫は、生後約半年から子供を生むことができます。

ちっちっちっ…ぽーん!

正解は、50〜70匹です。

1匹のメス猫は、1年後に50~70匹に増えている可能性があります。

野良猫が1匹しか見当たらなかった空き地に1年後訪れてみたら、猫だらけになっている可能性もある、ということです。
このように、ネコたちは繁殖能力が高いため、野良猫に餌だけあげる、、ということをしていると、あっという間に増えていきます。
そして、増えすぎた猫ちゃんの行く先は、多くの場合が保健所です。

殺処分、年間10万匹。

日本の行政による殺処分されているネコは、生まれたばかりの子猫が8割を占める地域もあります。(犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容状況(都道府県・指定都市・中核市別)より)

家の猫を避妊しないまま外飼いしていたため、子猫が産まれ、でも子猫は要らないから…という理由で保健所に持ち込まれる例が後を絶ちません。

また、子猫は「2時間おきのミルク」「排便排尿のお世話」等、手がかかるため、保健所の職員さんでは対応できないという理由で、すぐにガス室で、殺処分されてしまいます。

年間10万匹※という、日本の猫の殺処分数は、こうして作られています。
(※環境省自然環境局 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況 平成25年度 より)

TNRの目的は「殺されるためだけに 産まれてくる命がないようにしたい」

ネコリパブリックでは2022年2月22日(にゃんにゃんにゃん にゃん にゃんにゃん の日)までに行政による猫の殺処分をゼロにしたい!という強い想いがあります。
「家のない不幸なネコ達をゼロにする!」という目標もあります。

ただし、現状で、野良猫ちゃんたちをゼロに、、というのはなかなか難しい、、
だけど殺されるためだけに産まれてくる命がないようにしたい!
という想いから、多くのボランティアさんたちが、自費や、補助金などを使って、このTNR活動を続けています。

耳をカットするのは「避妊・去勢済み」の印をつけることで、2回以上保護&手術されるのを防ぐためです。
ちなみに、耳カットって痛いのでは??と思う方もいるでしょうが、避妊去勢手術の全身麻酔の最中に行いますので、カット自体には痛みがありません。
麻酔がきれたときに少し痛むかもしれませんが、その印が無いことで2度も3度もお腹を開かれることを思えば、一番安全で、絶対に消えない安心の証になると言われています。

こういった「さくら猫」「TNR活動」は、猫ボランティアさんや、動物愛護活動をしている方々の中では、当たり前のWordになってきているのですが、一般的に、まだまだ広まっていない、、というのが現実なのです。