殺処分をなくすために。
1.蛇口をしめる
2.受け皿をつくる
3.出口をつくる
4.継続する
この4つを常に同時におこなっていかなければなりません。
蛇口をしめる活動は
TNR活動や、地域猫活動。飼い猫の完全室内飼育の徹底と不妊去勢手術の徹底。
受け皿を作る活動は
保護猫カフェや、保護猫シェルター、預かりボランティアを増やすこと。
出口を作る活動は
譲渡会・保護猫カフェで、保護猫と出会える場所をつくりだすこと。
継続する活動は
上記のすべての活動に必要な資金をしっかりと集められる仕組みを作ること
ネコリパは2014年から、10年間この活動を行ってきました。まだまだ道半ば。まだまだやるべきことは死ぬほどある。新しい切り口で、ネコリパしかできないことを、これからもずーっと継続し、成長し続けていく。
立ち止まることを知らないネコリパだからこそ、社会をかえるきっかけになれるように・・・
2024.7.2
Comment
「トイレにビニール袋に入れられて、捨てられている猫がいる」
はじまりは、そんな1本の電話でした。
保健所と警察を通して、かけつけたスタッフの前には、誰が見てもわかるぐらい、大きな腫瘍のあるアメリカンショートヘアのような女の子。
急いで病院に連れていくと、すでに腫瘍はリンパにも転移していました。
また、目は見えておらず、網膜剥離であるとのこと。
いくつかの病院で見てもらいましたが、診断は、乳腺腫瘍。
手術は抗がん剤といった治療は既に根本的治療にはならず、対処療法として免疫療法やサプリメントなどを検討し、何とか毎日を快適に過ごしてもらうことを目指しました。
ちょうどウクライナとロシアの戦争が始まり、平和を願って、首相がつけた名前は「ピース」
目が見えていないのと、腫瘍があり邪魔をするのか、スタスタ歩くことはできず、トテトテ左右に揺れながら、気配を感じて人間の後をついて回ります。
腫瘍は自壊が始まっており、膿や血が出てくるため、ボランティアさんに大きさを調整してもらった、黄色の術後服がとってもよく似合う。
ボランティアさんに茹でたささみを貰うと、ぱくぱくと食べて、ワイルドな一面も見せるピース。
保護した経緯もあり、新聞記事にもなったため、多くのかたがピースのことを応援してくださっています。
たくさんの人に愛されている、とっても可愛いピース。
いつも私たちのそばに寄り添ってくれています。