8月8日、世界猫の日に【森付きの猫の家】を購入!
2023年8月8日 世界猫の日に、ネコリパブリック首相である、わたくし、河瀬麻花は、とっても大きなお買い物をしました。
にゃんと!保護猫のための「森付きの家」の購入をしたのです!!!!
その家は、築50年の、当時にしてはモダンな一軒家。
裏には1500坪ほどの森があり、家の周りもお庭の木々に囲まれた、ジブリの映画「となりのトトロ」にでてくるようなレトロなかわいいお家。
保護猫のための1500坪の土地と家を購入するなんて、ネコリパブリックにとって、まさに一世一代の大勝負。
おりゃーっと気合をいれてハンコを押させていただきました。
そして、
保護猫たちの命をつなぐシェルターを改装する資金を集めたい!
この気合を入れて購入した森の中の一軒家を、保健所に持ち込まれた殺処分されてしまう猫たちを救うための施設に改装をし、預かりボランティアさんや、ミルクボランティさんの育成の場や、終末期を迎える猫たちのホスピスなどの施設にしたいのです。
改装のイメージはこんな感じです!!
ネコリパブリックとは?
ネコリパブリックは、日本語でいうと「猫共和国」。人間より猫のほうが偉い仮想の国。その国の代表で、首相と名乗っております、わたくし、河瀬麻花と申します。(ちなみに大統領が猫様という設定の会社です。)
ネコリパブリック、略してネコリパは、2014年、猫の殺処分ゼロを目指す事業として岐阜県岐阜市で生まれました。
この世のすべての猫に安心して眠れる場所とお腹いっぱいの幸せを与える!をミッションとして、1匹でも多くの猫たちを救うために、保護猫カフェ・保護猫シェルター・保護猫イベント、猫ブランド、Eコマースなどなど、保護猫に関わる様々な事業を展開しており、来年の2月2日には、10周年を迎えます。
全国に広がるネコリパネットワーク
ネコリパブリックは、2014年に創業して、今年で9年目。9年間で、運営している保護猫カフェや、非営利シェルター、ブランド・ショップなどを日本全国で15拠点、保護猫のための施設を運営しています。
昨年度、飛騨のふるさと納税を活用して、飛騨市に作ったシェルターが、初めて会社として所有した物件となりましたが、そのほかの店舗やシェルターすべて、賃貸の物件を活用しています。
今回のプロジェクトは、ネコリパブリックが本気で殺処分ゼロを目指すために、新たに保護猫たちの施設を新設するためのプロジェクトです。
猫たちが穏やかに、安心して暮らせる家を作りたい!
現在、ネコリパブリック創業の土地、岐阜県では、積極的に保健所に持ち込まれて殺処分されてしまう猫たちをレスキューしています。
命の期限のある猫たちを救うには、保護猫カフェだけでは限界があり、新たな仕組みを作るための拠点となる保護猫シェルターの設立が必要となったのです。
岐阜市のふるさと納税を活用!
そして、昨年度、岐阜市のふるさと納税のガバメントクラウドファンディングを活用して、シェルターを作り、預かりボランティアや、ミルクボランティアを育成する事業を申請し、ふるさと納税型のクラファンに挑戦しました。
3ヶ月間で3000万円を集める挑戦でしたが、残念ながら、全額の目標金額には達成せず、シェルターを購入する費用を、ふるさと納税で捻出することはできませんでした。。。
目標の3000万までふるさと納税では達成できず、
シェルターは自分たちで購入修繕すると決めました!
物件取得費用までは集まらなかった!
集まったふるさと納税で、保健所から引き出した猫たちの、飼育管理費(ごはん・消耗品など)そしてボランティア育成事業のための資金調達はできたのですが、物件購入や改装費の資金を調達することはできなかったのです。
プロジェクトページはこちら
こうなったら自力でシェルターをゲッツするという決意!
でも事業計画を立てたときから決めていたんです!
たとえ、目標金額に達成しなくても、自分たちの力でシェルターを手に入れよう!
本気で保健所に持ち込まれた猫たちを救える仕組みを作るんだ!
と。
だから今年度このボランティア育成事業をするために、そして保健所で殺されてしまう猫たちの最期の砦になれるように、
自力でシェルター買う!!と決意しました。
買う!といっても、そうそう簡単に思い通りの物件を手にいれられる世の中ではありません、
今のネコリパブリックの余力でなんとか購入できる物件を、、と色々と探しまくったところ、今回、世界猫の日に契約した物件と出会ったのです。
敷地面積1500坪の森付きの土地建物と出会う
今回、運命の出会いをしてしまった物件は、にゃんと敷地面積約1500坪の森林付きの中古物件。
まるで、ジブリの映画にでてくるようなレトロで可愛いお家です。
この物件を見つけた瞬間に、あ、ココだ!とピンときたのです。
今のネコリパブリック岐阜店から車で20分程度離れた場所ですが、こんな広い敷地なのに、とっても破格な価格の物件(土地建物で990万円!)だったのです。問い合わせはたくさんあったそうですが、内覧をさせていただき売り主さんとお話をしていただき、私達が購入できることになったのです!
そして、とうとう!世界猫の日にめでたく売買契約を締結したのです。
ネコリパブリックの自腹で990万なんとか拠出したのですが、ここで資金が尽きてしまいました。
問題は、このままでは使えないということです。
シェルター・ホスピスにするためには大改装が必須!
今回の購入した中古物件をシェルター機能を持てるように、猫たちに快適な空間にしっかりと改装をしたいと考えております。
大改装計画1
広大な庭と森の一部を駐車場にする!
購入した物件の土地は、おどろくほど広大ではあるのですが、森林と庭の部分が多く、現在、にゃんと駐車場が一台しかとめれない状態なので、ボランティア育成施設ですし、スタッフやボランティアさんもたくさん来てもらわなければならないので、まず駐車場の整備などが必須となります。
そして、築50年以上のお家のため、猫たちが快適に過ごせるシェルターとして改装するためには、かなりの改装費も必要となってきます。
大改装計画2
古い家のために、エアコンが一つもついてなーい。
この物件、ご高齢の女性がお住まいだったのですが、この日本一暑いといわれる岐阜で、エアコン無しで生活していたなんて!!信じられないことですが、実際にひとつも物件にはエアコンが存在しておりません。。。。
そのため、エアコンをつけようとしても、基本的な家の電力が足りないため、中部電力と新たに契約をし、外の電柱から太いケーブルを引っ張ってきて電力を上げるという電気配線の工事が必須です。
大改装計画3
カーペットと畳ばかりの床を、掃除しやすいように大改装!
古い家なので、床がカーペットや、畳の部屋しかありません。猫のシェルターは、日々、おしっこ、嘔吐、毛玉との戦いとなります。カーペットや畳では、動物取扱施設として保健所からも許可がおりないので、こちらも、全部屋、床張りに改装が必要です。
絨毯張りの現在のリビング ▼
改装後のイメージはこんな感じ ▼
大改装計画4
壁が、昔ながらの土壁!壁紙!全部張り替え!
さらに、壁も昔ながらの土壁が多いのです。猫たちのシェルターに土壁はご法度。おしっこをかけられたら一貫の終わりです。さらに、猫の爪とぎをされるたびに土壁がボロボロとなるのが目に見えている!
こちらも清掃しやすく、ツルツルとした素材に張り替えが必要です。
イメージはこんな感じ! キッチンパネルを壁に貼り付けたいと思っています。
大改装計画5
壁をぶち抜いて、日当たりのよい猫部屋を!
一部、日が当たらない真っ暗な小さなお部屋が。。
そこも猫部屋になるため、壁を壊して部屋を広くし、日当たりをよくし、より猫の管理がしやすいように、猫が快適に暮らせるように間取り図を変更します。
大改装計画6
トイレや捕獲器などの清掃ができる水場の改装
こちらが現在の土間です。
猫のトイレや捕獲器などを洗うための大きなシンクや、洗濯機などの水回りの整備も必要となります。たくさんの猫達が過ごすシェルターは毎日が掃除で始まり、掃除で終わる。とにかく水場はそのお掃除の中心となります。
大改装計画7
住み込みスタッフの設備
今回のシェルターは、スタッフに住み込みをしてもらう予定でいます。終末期を迎える猫たちを見送ったり、治療が必要な猫たちのケアのために、現在飛騨シェルターでも住み込みのスタッフがおりますが、今回の岐阜のシェルターでもスタッフが住み込みで猫のお世話に当たる予定です。
その住み込みスタッフのための設備も必要となります。
大改装の見積もりは、1500万円!
上記の大改装の見積もり、建築資材や、人件費など爆上がりしている今日このごろ。。。
安く見積もっても1500万円くらいは必要になってくるのではないかと言われております。
物件取得費用の990万円は、自分たちの力で踏ん張りましたが、改装費は、猫を愛する、ネコリパブリックを応援してくださる皆様のお力をお借りし、日本で一番快適な、最高の猫を守る家を作る挑戦をしたいと思っております。
ファーストゴールとして、1500万円を目標に、シェルター開設のための資金を集めさせてください!
そして、セカンドゴールとして、2000万達成したら、猫たちがお庭で日光浴ができる、【キャティオ】を作ります!!
ネコリパとして5年ぶりのクラウドファンディング!
ネコリパブリックはクラウドファンディングをたくさんやっている、、というイメージがあるのですが、実は、、、クラウドファンディングを独自で行うのは、、にゃんと!5年ぶりです。。。。
ネコリパ創立の初期の頃の資金調達の方法として、まだクラファンが一般的ではない頃にたくさん行っていたので、ネコリパ=クラファンのイメージが強いみたいですが、実はこの5年間、一度もクラファンを行わず、様々な事業を無我夢中で行い、なんとか収益をあげ、保護猫活動を継続し、さらに活動を拡大してきました。
9年前、岐阜市で保護猫カフェ1店舗目を立ち上げたネコリパブリックは、現在では、全国で15拠点と広がっています。(内3つはフレンドリーチェーン)
今回は、ネコリパの夢である、猫を守る家を作るための挑戦を、再度、原点に戻り、猫を愛する皆様のお力をお借りして実現したいと考えております。
民間として行政と連携し殺処分ゼロを本気で目指す拠点となる場所
今回つくるこのシェルターの場所は、ネコリパブリックの創業の土地である岐阜市。
そして、岐阜市、岐阜県の猫の殺処分ゼロを3年以内に達成させたい!!という強い思いで立ち上げます!
野良猫の産み落とした乳飲み子
餌やりをして増やしてしまった子
などなど
保健所に持ち込まれる猫たちの理由は様々です。
この3年間、約300匹以上の猫たちを岐阜市、岐阜県の保健所からレスキューしてきました。
現在も、毎週、保健所に電話をかけて、持ち込まれた猫たちで、行き場のない子達の最後の砦になれるよう、日々スタッフと踏ん張っておりますが、やはり、受け入れの場所がまだまだ圧倒的に足りないのです。
預かりボランティアやミルクボランティアなどを増やしていくための事業を成立させるためにも、ボランティアさんに引き渡す前の、一時引き出しをして体調を整えるために預かる場所としてシェルターの設立は必須です。
民間だからこそできるフレキシブルな動きができる場所として
私たちネコリパブリックは9年間、本気で保護猫たちの命と向き合あってきました。
悲しい運命にあった猫たちを、ずっとの家族と繋ぎ幸せを量産してきました。
でも、まだまだ、力不足だと感じます。
今回、シェルター運営のソフト部分は、岐阜市のふるさと納税で集めた資金を活用させていただきます。
しかし、ハード部分は、ネコリパブリックの力、つまり民間の力で設立します。
今回の猫助け事業は、まさに行政と民間のハイブリット事業
猫たちを救う拠点として、そして、より多くの方々が猫助けにかかわれるきっかけとなる拠点を作りたいと考えています。
このシェルターは、単なるシェルターでなく、ボランティアの育成施設にもなります。
ミルクボランティア
人馴れボランティア
を育成し、レスキューした子たちを預かっていただく人たちを増やし、
猫たちのお世話をしていただく。
そうすることで、猫たちの場所をどんどん増やして、新しい家族へ繋げる橋渡しをする人たちを増やしたいと考えています。
ボランティア育成プログラムは現在作成中で、オンラインでも受講ができる予定です。
そして、実技を学べる場所として、このシェルターを活用する予定です!
また、このシェルターは猫たちのホスピスとしても活用します。
レスキューした猫たちの中にも、もともと病気をもっていた子だったり、病弱な子など、必死で治療をするけれど、完治することなく、わたしたちの腕の中で虹の橋を渡っていく子たちもたくさんいます。
現在保護猫カフェで調子が悪くなった子は、保護猫カフェのケージや、裏のシェルターのケージ管理になっていますが、最期の緩和ケアの際には、ゆったりと最期の時をすごせるフリースペースをシェルター内につくりたいと考えています!
ネコリパだからこそできる猫助け事業
この9年間で、ネコリパブリックは猫助けを加速するために、沢山の事業所と、たくさんの事業を行ってきました。そのノウハウを生かして、岐阜市と共に、本気で猫の殺処分をゼロにできるように動き出しました。
今回のこのプロジェクトをスタートさせるに至った経緯についてお話させてください。
賃貸契約で突然、退去を余儀なくされた辛い過去!
そもそも、ネコリパブリックがこの事業計画で物件を購入すると決意したのかというと、賃貸だと、何が起こるか分からないのが、世知辛い昨今の世の中。こんな過去があったのです。。
大阪で5階建てのビルをまるごと保護猫施設にした「大阪ネコビル」。
クラウドファンディングで、当時としては本当にたくさんのご支援をいただき、大改装をして、保護猫カフェとして運営をはじめて、3年後に急に家賃を2,5倍にあげられ、運営ができなくなる、、というような大事件もあったんです。
なんとかならないか、、と働きかけたのですが、オーナーチェンジが行われることで急にこんな大変なことが起こってしまうのだ、、と実感をしました。
猫という生き物がいる限り、突然場所がなくなる、、というのは、私たちにとって最大のリスクです。
大阪ネコビル追い出され事件の際は、運良く、運営パートナーと出会い、新たな物件で「ねこ浴場&ねこ旅籠」という、泊まれる保護猫カフェという新しいチャレンジができましたが、そうそうそんな幸運は巡ってきません。
賃貸であろうと、契約金や改装費は膨大です。(大阪ネコビルのための改装費・契約費用はクラファンだけで賄うのではなく、会社として銀行に借り入れも行っていました。)
賃貸契約である限り、急に家賃の高騰や、オーナーさんの意向で出ていかざるを得ない状況になる可能性はいつだってゼロではないと感じています。
【ちびび】という奇跡の猫との出会い。
ネコリパの創業の土地は岐阜県岐阜市。
ネコリパの第1号店である岐阜店をオープンして、今年で9年です。
その岐阜店で、2年ほど前に、とある保護相談で、【ちびび】という名の猫との出会いがありました。ちびびは、扁平上皮癌を患っており、頭の半分がもうすでに溶けてなくなってしまっている状態でした。
ちびびと出会い、ちびびをシェルターに受け入れ見守る中で、猫たちはどんな状態になっても、ただ純粋に
【生きたい!】
【生き続けるんだ!】
という強い意志と、真っ直ぐな姿を目の当たりにしました。
ちびびは闘病の末、残念ながら虹の橋を渡りましたが、ネコリパスタッフやボランティアさんに命の尊さ、大切さ、生き抜く強さなどたくさんの事を教えてくれたのです。
命と向き合う新たな挑戦!
ちびびを見送ったあとから、岐阜店には不思議なことに保護相談がやってくるようになりました。
しかも、ハンデを背負っていたり、病気を患っている子達が、天国のちびびが、ここなら助けてくれるよ。安心して身を任せれるよと伝えてくれているかのように続々とやってきたのです。
ちびびがキッカケとなり、
私達は、眼の前の救わなければいけない命と、
まっすぐに向き合い一匹でも多くの命を救い、
そして一瞬でも長い時間、猫たちが幸せだったと思える猫生を過ごせるサポートをしていくことに挑戦し続けています。
その一環として、一昨年より、ネコリパ岐阜店では、本気で殺処分ゼロを目指すために、新たな挑戦をしています。
それは、、保健所に持ち込まれた猫たちで、殺処分対象の子たちを本気で救うプロジェクト!
今年に入ってからも、私達が保健所の猫たちの最後の砦となれるよう、週に1回必ず岐阜市や岐阜県の保健所に電話をかけ、殺処分対象の子がいないかを確認して、もし、いる場合は引き出しを行っています。
保護した猫たちの場所が圧倒的に足りない!
ネコリパ開業当初は、地元の保護団体の保護した猫を預かる、、という形をとっておりましたが、
現在は、積極的に保健所に持ち込まれてしまった殺処分対象の猫や、一般からの保護猫相談などで、猫たちを直接保護する活動を積極的に行うようになりました。
保護したばかりの猫たちの検疫や、治療などを行うために、岐阜店の裏の倉庫だった部分をシェルターに改装し、場所をつくりました。
ただ、保健所からのレスキューや、多頭飼育崩壊レスキュー案件、一般の保護相談など、保護する猫たちの数は鰻登り。。。
常にシェルターも満杯状態となる日々が続いております。
殺処分から救う最後の受け皿になるために
ネコリパが保健所からレスキューした猫たちの頭数
(4月〜翌年3月で計算)
保健所からのレスキュー | 保健所経由の相談案件 | 合計 | |
---|---|---|---|
2021年 | 57匹 | 37匹 | 94匹 |
2022年 | 159匹 | 18匹 | 177匹 |
2023年 (9月中旬まで) | 73匹 | 45匹 | 118匹 |
今年度はすでに、9月中旬の時点で、残りまだ7ヶ月残っているにも関わらず既にレスキューした猫の数は100匹を超えています。おそらく今年度のレスキュー数は200匹は余裕で超えてしまうと思われます。
命の期限のある子を優先に保護をしているため、一般相談案件は緊急性のあるものを除き、保護依頼者さまに一時保護をしていただき、飼育管理をお願いし、入国(ネコリパの施設に入ること)するまでに順番待ちをしていただいている状況です。
もちろん、保護するだけでなく、ネコリパは譲渡に力を入れています。
全国のネコリパブリックで、2022年度の実績として、
保護した猫たちの数 757匹
譲渡した猫たちの数 480匹
虹の橋を渡った猫たちの数 69匹
となり、
1年間で480匹もの猫たちを、新しい家族へと繋げてきました。
様々なイベントを開催し、新しいカタチの譲渡会も積極的に行っております。
しかし、保護する猫たちの中には、重い病気を持っている子や、現在治療が必要な子など、譲渡ができず、見守りが必要な子が多くいます。そういった子の場所や、保護したばかりの猫たちの検疫場所など、不足しているのが現状です。
なぜ、シェルターが必要なのか?
理由その1
保護猫カフェに隣接しているシェルターでは、感染症が起きた時のリスクが大きい。
実際に一昨年に保健所から引き出した子猫達がパルボを発症し、保護猫カフェの猫たちに感染は全くみられませんでしたが、念のために約1ヶ月半の保護猫カフェの営業を休業する事態に陥りました。
理由その2
終末期を迎える猫たちがゆっくり過ごせる場所がない。
ネコリパブリックの猫たちの医療方針は、治療して治る可能性があるのであれば、積極的治療をどんな子に対しても行います。しかしながら、9年もの間、たくさんの保護猫たちと向き合っていると、もう治療をしても改善が見込めない子や、終末期を迎える子たちも多数でてきています。
そうした子が、不特定多数が来店する保護猫カフェで過ごすことは、猫にとってもストレスを感じるかもしれませんし、あまりいい環境だとは言えません。
かといって、シェルターの場合はケージ管理になるため、最期の時間をケージで過ごさせる、、ということになってしまうのです。。。
そうした終末期の猫たちが穏やかに過ごせる場所がない!のが現状です。
理由その3
看取りの際に、泊まりこむスペースもない
今も、危篤状態の保護猫たちがいる場合は、一匹でいかせたくない、、という想いから、看取りのために、スタッフが泊まり込むこともあります。もちろんシェルターや保護猫カフェには、泊まるための設備もなく、またスペースなども十分でないため、看取りという過酷な場面でも、仮眠もとれず、椅子や床に眠るしかないという状態なのです。。
こういった理由から、もっともっと沢山の猫たちを救うために、より広いシェルターが必要となります。
また、保護猫カフェではできない、ボランティア育成を行うことで、個人ではなかなかできない規模でのレスキュー案件を、組織として対応していくことで、必ず殺処分される猫をゼロにできると信じています。
将来的には、猫たちの森林葬で虹の橋を渡った猫たちを見守る【ちびびの森】を作ります。
また、シェルターを継続させる運営費も非常に重要なポイントです。
実は、このシェルターでは今後、裏庭にある1500坪の広大な森を活用して、猫たちの森林葬などができる施設にしていきたいと考えております。
森林葬とは、一つ木を選んでいただき、その木の下に愛猫のお骨を埋葬することを指します。
あの奇跡の猫【ちびび】から名前をもらって、シェルターの森を【ちびびの森】と命名します。
ネコリパは今後、新しい事業として、猫たちの葬儀・火葬事業も行う準備をしております。
命と向き合う私達、たくさんの子達を見送ってきたからこそできる、猫達の最期のお見送りをサポートし、猫たちが、緑豊かな森のなかで自然に帰っていくお手伝いをさせていただく事業です。
更には、この1500坪の森の敷地を、野球場のようなネットで囲い、猫が外にでないようにし、例えば、地域猫でも虐待されてしまう危険性のある猫たち、TNR活動になかなか理解をもってもらえない地域の猫で、人馴れしていない猫たちが、ゆったりと自然の中で2食昼寝つきで暮らせる森が作れたら、、という妄想もしています。
この、ちびびの森が、たくさんの猫達の安らぎの森になるように。。。
でも、これはまた、別の話。。。
このシェルターが完成することで、実際にたくさんの猫の命を救うことができます!そして必ず、殺処分ゼロへつなげることができると信じています。
どうか、ネコリパブリックの悲願の【ちびびの森の保護猫シェルター設立】に向け、お力をお貸しください!!!
一口2222円から支援が可能です!
ネコリパらしい楽しいリワードもたくさんご用意しております!