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瀕死の状態で運び込まれた「ハロウィン」のお話

日々のこと

今回はちびびの森シェルターより「ハロウィン」のお話です🐱

少し肌寒くなってきた今年の2024年10月31日、ハロウィンの日。
保健所の方より緊急で”交通事故で運び込まれたキジトラがいる。
もう口呼吸をしていて助からないかもしれない”
と連絡がありました📞

スタッフはすぐ保健所へ🏃‍♀️‍➡️
まだ動きもあり、入っていた洗濯ネットを見ると所々に血痕が…
怪我をしてるのは確実でした🥲

シェルターに移動し、怪我を確認してみると口や足からの出血もあり、誰が見ても痛々しい状態です。
しかし全身が痛いはずなのに、懸命に呼吸をし必死に生きようとしてる姿が目に焼き付きました。

当日病院を受診したところ、
肺挫傷と右内腿あたりはパックリと傷が開いていました。
車か何かとの事故だったのでしょう。
ぶつかった衝撃で仙腸関節脱臼が見られ、さらには事故のショックで心臓も萎縮…

そしてなんと、まだ授乳中のお母さんのようでした😭
育児中に事故に遭い、子供とも離ればなれ。
身体がぶつかった衝撃は、計り知れない痛みだったと思うと胸が締め付けられる思いです😢
そんな頑張ったその子に私たちは「ハロウィン」と名付けました🐈

呼吸も苦しく、捕液をしながら酸素室で様子を見ることに。
保護して次の日には痙攣もおきました。

痙攣でハロウィンが大きい声を出したため慌てて見に行き、落ち着かせます。
少しでも舐めてくれればとちゅーるを口につけてみました。

近くに食べやすいペーストご飯置いたり、
歯茎に少しお水を含ませたりと色々試してみましたが中々食べてくれず、数日間心配が続きました😣

3日ほど経った頃に、自分で少し顔を上げるようになり、
スプーンでご飯を持って行くと少しペロペロと舐めてくれるようになりました。

そればかりか人間を見て『シャーッ!』と威嚇もしてくれるように!
少しずつ元気になってくれてると実感🫶

足が痛いにも関わらず自力で
排泄、排便もできており、また数日経った頃には
顔を動かしウェットパウチ全て完食して『食べたよー』とこちらに顔を向けてくれています!
そして痛々しかった顔の傷も少しずつよくなってきました😭

2週間後には呼吸も落ち着いて、
酸素室から出て自分でケージの中を少し動くまでに✨

普段キリッとした顔立ちでたまに表情が読めなかいこともありましたが、最近では撫でられる気持ちよさを覚えたのか、お膝に抱っこするとゴロゴロと気持ちよさそうな顔もしてくれます🫶

時間はかかるかもしれませんが、
ハロウィンが自分で歩けるようになるまでスタッフ一同、全力でサポートして見守りたいと思います💪

保健所に瀕死の状態で運び込まれたハロウィン。
保健所では治療ができないため、そのままでは殺処分の対象でした。
しかしこうして、治療を行い救うことができたのもみなさんのご寄付、ご支援のおかげです。
本当に感謝しかありません。

ハロウィンのように目の前で必死に生きようとする姿を
目の当たりにしながら、「絶対に回復する!」と言い聞かせました。
どんなギリギリの状態でも諦めない!
こう思えるのも、沢山の猫たちの奇跡を目の当たりにしてきたからです。

シェルターではFIP・リンパ腫・心臓病や慢性腎臓病の子がたくさん暮らしています。

みんなシェルターで穏やかに過ごしながら通院し治療を行っています。
なかには緩和ケアを行いながらホスピスとしてゆったりとした時間を過ごす子たちもいます。

ご無理のない程度でかまいません。
ひとりひとりの大切な命を繋ぐため、応援いただけましたら幸いです。

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2024/10/31 岐阜市保健所より緊急レスキュー

市内で交通事故に遭った子が保健所に持ち込まれました。
すぐに受け入れ、🌳の玄関に到着し状況を確認して病院に行く予定です。

まだ若い、麦わらの女の子
名前は入国日から『ハロウィン』ちゃん

ハロウィンちゃん


病院受診しました。
肺挫傷により胸に水がたまって呼吸がしんどいとの事と事故によるショックで心臓がかなり小さくなっているとの事でした😿

下半身は骨盤辺りが折れてしまっていました。

今できることは酸素室でお薬を飲みながら回復を待つしかないとの事だったので、森の玄関に居ます🌳

そして、まだおっぱいが張っていて絞ると出てきました。
子育て中のお母さんだったので子猫たちも心配です😿

首相あさかのつぶやき

殺処分をなくすために。

1.蛇口をしめる

2.受け皿をつくる

3.出口をつくる

4.継続する

 

この4つを常に同時におこなっていかなければなりません。

蛇口をしめる活動は
TNR活動や、地域猫活動。飼い猫の完全室内飼育の徹底と不妊去勢手術の徹底。

受け皿を作る活動は
保護猫カフェや、保護猫シェルター、預かりボランティアを増やすこと。

出口を作る活動は
譲渡会・保護猫カフェで、保護猫と出会える場所をつくりだすこと。

継続する活動は
上記のすべての活動に必要な資金をしっかりと集められる仕組みを作ること

ネコリパは2014年から、10年間この活動を行ってきました。まだまだ道半ば。まだまだやるべきことは死ぬほどある。新しい切り口で、ネコリパしかできないことを、これからもずーっと継続し、成長し続けていく。

立ち止まることを知らないネコリパだからこそ、社会をかえるきっかけになれるように・・・

2024.7.2

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