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断脚手術を乗り越えた「名和さん」のお話

岐阜店

名和さんは今年の9月に、ネコリパにやってきました。

高齢者の方が家に来る猫にご飯をあげていたところ、頭数が増えてしまい保健所に持ち込みされたのです。
その話を伺い、大人の猫は保健所とも連携し、補助金を使ってTNR。
しかし、1匹足が悪い子猫がいる、という事で現場に向かい、出会ったのが名和さんでした。

事故か、何か他の動物に食べられてしまったのか右足の先はありませんでした。
赤く腫れ上がり、出血もあるその姿は、目を背けたくなるような痛々しいもの。
すぐに治療が必要と判断し、ネコリパで受け入れとなりました。

ちびびの森へ入った名和さん。
触らせてはくれるものの、ケージの1番上の段の隅に身を寄せ、怯えた表情でいました。

「よく頑張ったね、痛かったよね、大丈夫だよ」
と声をかけ、きっと私たちが想像する以上に大変な思いをしてきた名和さんを絶対に幸せにする!と誓いました。

まず病院を受診をすると、肉芽腫になりかけており足の完治は難しく、足先の炎症も酷いため早めの断脚が必要だろうとの事でした😢
私たちも名和さんを見ていて、足先からの出血がなかなか止まらず、動いた跡にはどこも血がついていて、断脚した方がいいのかもしれない、という思いがありました。

けれど断脚手術はもちろん大掛かりなもので、手術自体も名和さんに負担が掛かることは分かっていたため心配もありました。
しかし、このままでは完治が難しいことと、断脚をする事で今後の名和さんの生活が少しでも穏やかになってくれる事を願って、断脚手術を決めたのです。

ネコリパに来て1週間程経った頃、名和さんは断脚手術に出発し、無事手術を終え帰ってきました😌
退院した名和さんは表情も柔らかくなり、ゴロゴロ言いながら撫でると気持ちよさそうにしてくれるように😳

退院時、先生から
「順調にいけば来週に抜糸をしましょう」
と言われていましたが、傷口の治りも良好で全く膿んだりすることもなく、1週間後には抜糸をすることができました!

抜糸の頃には少しよたつきはするものの、上手に歩けるようになり、私たちもびっくりでした✨
そして日に日にすりすりゴロゴロになっていく名和さん、爆音でゴロゴロがとまらず、ひっくり返ってお腹を見せてくれるほどになりました🥰

抜糸後の経過も順調で、検疫期間も明けたため、検疫部屋を出てリビングにお引越しした名和さん。
慣れてきた頃、リビングにフリーにしてみると、、
階段やカーテンによじ登り、走り回り、スタッフも追いつけないほどの運動神経の良さを発揮😳✨
他の猫たちとの関係も問題なく、すぐにお部屋に馴染みました!

人も大好きすぎる名和さん!
掃除や投薬で動き回るスタッフの後をついて周り、膝に登ってきたりとそのあまりにも愛おしすぎる姿に
「名和さん!可愛すぎて仕事進まんよ〜🥹」といつも撫でくりまわしながら言っています😂

名和さんの右足がどうしてあの様な状態だったのか、私たちにも分かりません。
どんな状況でも、きっとすごく痛くて、歩くことさえ辛かったはずです。

保護時はまだ2ヶ月齢ほどだった名和さん。
小さな体で、よく生きていてくれました。
今は無邪気に走り回り、スリスリと擦り寄ってきてくれる姿は本当に愛おしくてたまりません。

私たちは保健所や様々な現場から猫たちの受け入れをし、少しでも多くの子を救えれば、と日々活動をしています。
しかし名和さんを含め、どんな状況であっても力強く生きる姿、たまらないほど愛らしいみんなの姿にいつも力をもらい、私たちの方が救われているな、と感じています😌

名和さんの右足は断脚し、今はありませんが、それも名和さんが頑張った証であり、個性のひとつだと思っています😉

名和さん、あなたのとっても可愛らしい姿を見たら、みんなメロメロになること間違いなしだよ💕
これからもその愛嬌と、力強く生きる姿でたくさんの人の心を掴んで行くよ。
名和さんだけの、素敵なご家族様に出会えますように🌼

ちびびの森シェルター、ネコリパブリック岐阜店では名和さんを含め、たくさんの猫たちが今も治療や緩和ケアをしております。
名和さんのように、必要な医療をかけることで生活が豊かなものになり、穏やかな日々を過ごせている子たちが多くいます。

治療をせず、痛みを抱えたまま過ごすことがどれだけ大変か、きっと私たちが想像する以上だと思います。
日々多くの猫たちをレスキューしていますが、その全員に必要な医療をかけてあげたい、そうなるとやはり医療費は大きな課題となります。

レスキューして終わりではなく、その子の未来のため、ずっとのご家族さまのもとへ繋ぐために、みなさまのお力をお借りしたいです🙇‍♀️

1匹でも多くの子を救うために、みなさまのお力を貸して頂けると幸いです🍀
よろしくお願いいたします!

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2024/9/4 保健所からのレスキュー

以前、子猫を保健所に持ち込みがあった現場。
母猫とメス1匹はTNRが終了しました。

子猫4匹は保健所で譲渡をお願いしています。
その中で足を怪我している子猫が居たのでネコリパで引き上げとなりました。

高齢の方で保健所に持ち込むしか手段がないと思ってみえました🥺

足は感覚がなく炎症が酷いため
今後、治療をしても治る可能性もないため、、
9/12断脚の手術に出かけました!

これからは何も気にしないで沢山走り回れる様になります😺

9/19
段脚手術を終え、抜糸してきました!
少しよたつきはしますが上手に歩けます!天才!✨
段脚して本人も楽になったのか表情もやわらかくなりました☺️

ケージからでて走り回りたいと主張できるほどに回復!ちびびの森🌳で元気に過ごしています!

11/27いよいよカフェデビューしました〜
会いに来てくださいね♪

首相あさかのつぶやき

殺処分をなくすために。

1.蛇口をしめる

2.受け皿をつくる

3.出口をつくる

4.継続する

 

この4つを常に同時におこなっていかなければなりません。

蛇口をしめる活動は
TNR活動や、地域猫活動。飼い猫の完全室内飼育の徹底と不妊去勢手術の徹底。

受け皿を作る活動は
保護猫カフェや、保護猫シェルター、預かりボランティアを増やすこと。

出口を作る活動は
譲渡会・保護猫カフェで、保護猫と出会える場所をつくりだすこと。

継続する活動は
上記のすべての活動に必要な資金をしっかりと集められる仕組みを作ること

ネコリパは2014年から、10年間この活動を行ってきました。まだまだ道半ば。まだまだやるべきことは死ぬほどある。新しい切り口で、ネコリパしかできないことを、これからもずーっと継続し、成長し続けていく。

立ち止まることを知らないネコリパだからこそ、社会をかえるきっかけになれるように・・・

2024.7.2

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