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[みかん日記11] みかんが虹の橋を渡りました。

ネコリパハウス高円寺

3月20日22時。

ネコリパ ハウスでリンパ腫の闘病生活を送っていたみかんが、息を引き取りました。
ネコリパブリック中野店に2年半前にやってきたみかん。

本当に元気な子で、甘えん坊。
本当に人間が大好きな、素直で、性格の良い男の子でした。。

悪性リンパ腫が発覚したのは約2カ月半ほど前。

既に、腫瘍は大腸だけでなく小腸に広がり、抗癌剤をしたとしても、助かる可能性は非常に少なく、みかん自身も苦しむ可能性がある。。ということで、スタッフみんなで、みかんが苦痛なくそして、穏やかに過ごせるように緩和ケアをしてあげようということになりました。

最初は、住み慣れたお店で過ごすことがいいかと思いましたが、お店で隠れていることも多くなり不特定多数の方がいらっしゃるお店よりも、ネコリパブリックのミニシェルター。ネコリパ ハウスにて、緩和ケアの看病をしたほうがよい。ということで、仲良しのポロンちゃんと一緒にネコリパ ハウスに移動していました。

2月15日に移動してから、1ヶ月ちょっと。

だんだんと食が細くなり、痩せていくみかんでしたが、19日までは少しずつですがごはんを食べていてくれました。

また、この病気は最後は、自分でトイレにいけなくなる可能性があると言われていましたが、最後まで、トイレを使い、私達に迷惑をかけることはありませんでした。

20日、ご飯を食べなくなり、口呼吸を時々するので、スタッフがみかんの様子を注意深く見守っていたのですが、22時頃に、突然動き出しました。何か苦しかったのかもしれません。
仲良しのポロンちゃんが、みかんを舐めてあげながら、スタッフにむかってずっと何かを訴えるように鳴いていたようです。

すると、みかんは、口呼吸になり、あっという間に1,2分たたないうちに、突然息を引き取りました。

スタッフは別のお部屋でのお世話のために移動しようと思っていたのですが、ポロンちゃんに呼び止められて、みかんの最期を看取ることができました。

最期の最期まで、私達にまったく迷惑をかけることがなかったみかん。

本当に、本当に、いい子でした。

みかんが、最期の1ヶ月穏やかに日当たりのいい和室でポロンちゃんと二匹で、ゆったりと過ごしてくれていました。

たくさんのボランティアさんやスタッフも、みかんを心配してお見舞いに来てくれました。

本当にたくさんの人たちに愛されていました。

ポロンちゃんは、みかんがいなくなったことに異変を感じてか、一晩中みかんを探して、鳴いていたようです。

翌日、みかんの葬儀を大森ペット霊堂さんで行いました。

さびちゃん、斗寅もお世話になっているペット霊堂です。

みかんの訃報を、お世話をしていたスタッフや、ボランティアさんに連絡をすると、葬儀の時間には来られないスタッフは朝イチでみかんに最期の挨拶をしにきてくれました。また、ネコリパハウスにたくさんのお花が届きました。

みかんは、名前の通り、オレンジ色が似合います。
オレンジ系の様々なお花に包まれて、霊堂へ向かいました。

葬儀には、スタッフ、元スタッフ、ボランティアさん、保護主さんなど、総勢10名が集まり、みんなでみかんを見送ることができました。

ひとりひとり、みかんにありがとうの挨拶をして。。。

みかんは本当に、愛されていました。

ずっとの家族は見つからなかったかもしれないけど、こんなにたくさん、みかんのために、みかんに最期の挨拶をするために集まってくれたんだよ。みんなみかんのことが大好きだったんだよ。

こんなに愛されて、みんなに見送られて虹の橋を渡ることができるみかんは、幸せだったと確信をもちました。

みかん、、ネコリパブリックに来てくれてありがとう。

ネコリパブリック家 みかん号。

と書かれた、霊堂の紙札をみて、誰もがそう思ったと思います。

みかんの骨をみんなで拾い、みかん色の骨壷のケースにいれていただきました。

みかんのお骨は、少しの間、ネコリパハウスのみかんのいたお部屋に戻し、その後、49日までは、お茶の水店に戻る予定です。仲間のみんなとしばらく過ごしたいだろうしね。。
ぜひ、皆様、みかんにお茶の水店に会いに来てくださいね。

みかんのずっとの家族は、私達。そして、むこうには、中野店のさびちゃんや、お茶の水店の斗寅も、豆千代も、その他のネコリパブリック家の猫たちが待ってくれているよ。

さみしくないよ。

ずーっとずーーと。みんないっしょ。これからも。。

ネコリパブリックにきた子たちは、みんな私達の家族です。
どんなことがあろうと、里親さんが見つかった子たちも全ての子達のことを私達は心から愛しています。

どんな形であれ、保護猫たちに幸せになってもらうこと。それが私達のミッションだと改めて確信しました。

みかん、さようなら、、、ありがとう。。そして、また会おうね。

2020年3月21日  ネコリパブリック首相 河瀬 麻花

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虹の橋
  • 性別男の子
  • 年齢1-3才
  • 在籍店東京お茶の水店
  • 毛色茶白
  • 毛の長さ短毛
  • 人馴れ度デレデレ

Comment

手のひらに乗るほどの小さな子猫だったみかんくん。
保健所に収容されているところをボランティアさんによって引き出されました。
よく「人間みたい!」って言われる不思議な目鼻立ち、ずっしり大きな体、そしてとっても優しい性格-
どこを見ても唯一無二な猫がみかんくんです。
男の子らしく食いしん坊ではありますが、マイペースなのでご飯を食べるのもゆっくりなんです。
優しい優しいみかんくんと暮らしたら、とっても穏やかな時間が過ごせるはずです。

首相あさかのつぶやき

殺処分をなくすために。

1.蛇口をしめる

2.受け皿をつくる

3.出口をつくる

4.継続する

 

この4つを常に同時におこなっていかなければなりません。

蛇口をしめる活動は
TNR活動や、地域猫活動。飼い猫の完全室内飼育の徹底と不妊去勢手術の徹底。

受け皿を作る活動は
保護猫カフェや、保護猫シェルター、預かりボランティアを増やすこと。

出口を作る活動は
譲渡会・保護猫カフェで、保護猫と出会える場所をつくりだすこと。

継続する活動は
上記のすべての活動に必要な資金をしっかりと集められる仕組みを作ること

ネコリパは2014年から、10年間この活動を行ってきました。まだまだ道半ば。まだまだやるべきことは死ぬほどある。新しい切り口で、ネコリパしかできないことを、これからもずーっと継続し、成長し続けていく。

立ち止まることを知らないネコリパだからこそ、社会をかえるきっかけになれるように・・・

2024.7.2

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