猫の横隔膜ヘルニアってご存知ですか?
多くの場合、交通事故等によって強い衝撃を受けることなどで起こります。
衝撃を受けることによって体の中で腹部と胸部を隔ていている横隔膜が破れ、腹部の臓器がその穴から胸の内部へ押し出されてしまうことを横隔膜ヘルニアといいます。
そんな横隔膜ヘルニアになっていた保護猫をネコリパで手術することになりました。
岐阜市のとある空き地の近くで餌やりさんに餌をもらっていたさび猫のコロニーの1匹がガラシャです。
あまり人馴れしていない子が多いため、TNRでリターン予定でしたが、餌やりさんから、この地域の子たちは、ほとんどが交通事故で早くに亡くなってしまう。。。
戻されてもきっとすぐに交通事故で死んでしまうだろう。
いままでたくさんの猫達が交通事故で死んでいった。。。
できれば、今いる子達だけでも、なんとか里親さんを見つけて家猫にしてほしいと、、
ここの現場で捕獲器で保護した猫は、全部でなんと7匹。。。
しかも、、全員メス猫でした。
こんなにメスだらけなのに子猫がいないのが不思議でした。
聞くと、、子猫のうちに交通事故で命をなくす子が多かったのです。。
スタッフと話し合い、手術をしても安全でない場所にリターンしても交通事故で命を失ってしまうのであれば、全員TNTAつまり保護して譲渡することしようとなりました。
そして、その日に保護した子たちに全員名前をつけました。
女の子ばかりだったので、歴史上の女性の名前から頂戴しました。
寧々
ガラシャ
卑弥呼
静御前
紫式部
小野小町
1匹だけ、ケージから脱出を図ろうとしてケージの補強にインシュロックを大量につかうことになったので、インシュと名前をつけました。
インシュ
全頭に避妊手術を行う際に、ガラシャのみ、息遣いがおかしいためスペイクリニック(不妊手術専門病院)の先生より、
横隔膜ヘルニアがある可能性が、そして、ここで手術をすると命の危険がある可能性がある。と判断されました。
大人猫の横隔膜ヘルニアとは、外的要因であることが多いです。多くの場合交通事故等によって強い衝撃を受けることなどで起こります。
衝撃を受けることによって体の中で腹部と胸部を隔ていている横隔膜が破れ、腹部の臓器がその穴から胸の内部へ押し出されてしまうことを横隔膜ヘルニアといいます。
ヘルニアとは、もともと穴のあいていないところが裂けたりすることによって、そこから穴の内側にあった別の組織ががはみ出すことを意味します。
横隔膜ヘルニアになると、本当に苦しく、痛い。
そんな痛みに、ずっとガラシャは耐えていたのか、、と思うと胸が苦しくなりました。
さらに、捕獲されたことにより、環境もかわり、ストレスを感じているのでしょう。
いつも手術をしてくださる獣医さんに相談したところ、横隔膜ヘルニアの手術は非常に危険ではあるけれど可能とのこと。
手術をすることに決めました。そして同時に不妊手術も行えるとのことで、ガラシャの苦痛を少しでも和らげることができるように、、手術をしました。
手術はとても難しく、もしかしたら、手術中に命を失う可能性もあったのですが、なんとかガラシャは頑張ってくれました。
でも、、お腹の中には、、3匹の赤子がいたそうです。。赤子は本当に残念ながら堕胎となりました。
きっとお腹の子もかかえ、さらに、横隔膜ヘルニアになり、、本当に本当にどれだけの苦痛に耐えていたのだろう、、。
お腹の子の分まで、ガラシャには幸せになってほしい、心から願います。
さらに、手術中に腫瘍が見つかりました。
腫瘍は病理検査にまわして、結果を待っています。もしも、悪性だった場合、また治療を始めなければなりません。
餌やりさんには心を許していたというガラシャ、まだネコリパスタッフには心を許してはいませんが、、いつか必ず心をひらいてくれると信じてお世話を続けます!!
手術代は、10万円。そして、今後の治療もふくめると更に10万から20万円はかかる可能性が、、、
どうかみなさま、一口1000円から、ガラシャために、ご支援よろしくお願いいたします!
手術費、治療費以上にカンパが集まった場合は、ネコリパブリックのTNR&TNTA部に必要な手術代金や、医療費など保護猫たちにかかる費用として活用させていただきます!!
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