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大好きな人と別れることになった猫たちのお話 その2 ホワくん

猫コラム

本日は、ずいぶん前にネコリパブリックがお手伝いした里親募集のお話です。。

ネコリパが代理で里親募集のお手伝いをさせていただいたホワくんのお話。

ホワくんは、10歳くらいの男の子。

一緒に暮らしていた大好きなおばあさんが亡くなり、、そして、アパートから追い出され、、3ヶ月間お外での生活をしていました。

亡くなったおばあさんは73歳のとき、ホワくんを保護されたようです。

その10年後おばあさんは、ホワくんを残して旅立ちました。

心筋梗塞だったそうです。

近所の方がいつも静かなホワくんがあまりにも鳴くので、見に行ってみると、亡くなったおばあさんの横で鳴き続けていたそうです。

きっとおばあさんは、ホワくんを保護した73歳の当時、とっても悩まれたのだと思います。ホワくんを最期まで看取る事ができないのではないか、、と

そのため、完全室内で飼育されていたにも関わらず、ホワくんは避妊去勢済みの証、耳カットがされていました。

自分が最期までホワくんを看取れないで、先に旅立ってしまった場合、ホワくんが地域猫として生きれるように、、

でも、一度おうちで育った猫達にお外の環境は厳しすぎます。

おばあさんを亡くして、外に放り出され、そのアパートの近くで生活をしていたホワくん。近所のおじいさんが不憫に思い外だけれど寝床と御飯のお世話をしてくれていました。

近所のおじいさんもペット不可の住宅に住んでいるのでホワくんを家族に迎えてあげることができなかったのです。

亡くなったおばあさんは、留守をするとき必ずペットホテルにホワくんを預けていたそうです。

それくらい、ホワくんのことを大切に、大切に育てて来たのです。

そんな大切に育てて来たホワくん、、急におばあさんがいなくなり、しかも、外にほうりだされ、、どれだけ心細かった事でしょう。。。

心細さから、夜、おばあさんを呼んで鳴いていたのだと思います。

その鳴き声で、どこかしらか苦情が入り、アパートの大家さんがこのままだと保健所につれていくしかない、、と言い出したそうです。

Facebookで、この悲しいホワくんの記事が拡散されていました。

ホワくんは、どうなったか????

ホワくんは今、優しい方々の命のバトンレースがつながって、ネコリパと提携してくださっている預かりさんを経由して、新たな家族を見つけることができました。

3ヶ月間、苦しいお外での生活からやっと解放され、今では大好きな家族に囲まれて幸せに暮らしています。とっても大事にしてくださっているそうです。

今回、ネコリパブリックは猫の保護の経験を生かし、病院へ同行し、提携している預かりさんのお宅へ受け入れ体制を整えるお手伝いを行い、今後の里親募集のお手伝いををさせていただきました。

そして、無事里親さんがみつかりました。今はホワくんはゆったりとした日々を送っています。

おばあさんが、きっとホワくんが心配で、心配で、色々な猫好きの人達に天国から働きかけたのではないか、と思っています。

ネコリパもその中の一員だったと今は感じています。

残念ながら、ネコリパブリックでは、まだまだ全ての不幸な猫達をお預かりすることはできません。

そのため、このように自宅でケアして一時的に預かっていただける、預かりボランティアさんが増えれば、もっとたくさんの命を救えると思っております。

預かりボランティアさんは随時募集しておりますので、ぜひネコリパホームページよりボランティア応募をお願いします。

最近、年配の方が、大事にしていた猫を残して亡くなられ、行き場のなくなった猫が最終的に保健所でガス室で殺処分されてしまう、、という事例が多くなっているようです。

ただでさえ、大好きな家族を失って、不安になり、外に放り出され苦しい生活をしているのに、最終的にガス室で窒息死、、、で殺される運命だなんて、可哀想すぎると思うのです。

ネコリパでは、猫生たすけあい制度という制度があります。

万が一、自分が愛する猫よりも先に、死んでしまう、または何かしらの病気(アルツハイマーや意識不明)で猫と生活が出来なくなってしまったとき、猫の面倒を見てくれる人を前もって探しておく、約束しておく、、ということがとても大切ですが、どうしても、そのような人を見つける事が出来ない場合、猫達のために、保護料金を前もってお支払いしていただく制度があります。

猫生助け合い制度に入っていただくと、免許証や身分証明書と一緒に持ち歩く、猫生助け合い制度会員カードと、お家の玄関や、室内にはるための互助会ステッカーを差し上げています。

カードと、ステッカーは、こんな感じ。

もし、ご本人に何かあれば、ネコリパに連絡が入り、ネコリパが責任をもって、愛猫を保護し、そして、その猫ちゃんにピッタリの新しい里親様を責任をもってお探しするという仕組みになっています。

今後、ぜひ一人暮らしで猫をかっていらっしゃるお知り合いの方がいらっしゃいましたら、猫生助け合い制度をご紹介ください。

ホワくんのような不幸な猫を一匹でも減らすため、ネコリパは、保護猫カフェを拠点に、様々な事業を行っていきたいと考えております。

猫生助け合い制度のページはこちら

大好きな人達と別れることになってしまう猫たちのお話シリーズ
多くの皆様が、このシリーズを読んで、どうか、自分自身に何かあったときのこと、ちゃんと考えるキッカケにしてほしい思っています。

大好きな人と分かれることになった猫たちのお話 その1 たけ

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首相あさかのつぶやき

殺処分をなくすために。

1.蛇口をしめる

2.受け皿をつくる

3.出口をつくる

4.継続する

 

この4つを常に同時におこなっていかなければなりません。

蛇口をしめる活動は
TNR活動や、地域猫活動。飼い猫の完全室内飼育の徹底と不妊去勢手術の徹底。

受け皿を作る活動は
保護猫カフェや、保護猫シェルター、預かりボランティアを増やすこと。

出口を作る活動は
譲渡会・保護猫カフェで、保護猫と出会える場所をつくりだすこと。

継続する活動は
上記のすべての活動に必要な資金をしっかりと集められる仕組みを作ること

ネコリパは2014年から、10年間この活動を行ってきました。まだまだ道半ば。まだまだやるべきことは死ぬほどある。新しい切り口で、ネコリパしかできないことを、これからもずーっと継続し、成長し続けていく。

立ち止まることを知らないネコリパだからこそ、社会をかえるきっかけになれるように・・・

2024.7.2

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